二人男子の育児日記

4歳、2歳の男の子育児の日々や家事のことを書いています。

乳房検査で精密検査を受けて。乳がん検診の前に乳がんを知ろう。

この夏なんとなく受けた健診の中に乳房検査があり、「乳房検査で所見を認めますので精密検査を要します。乳腺外科をご受診ください。」という結果を受け取りました。結果,乳がんではなかったのですが、男性も含めて乳がん検診を受ける前に、あるいは乳がんを含む健康診断を受ける前に、乳がんについて知っておいてほしいです。

 

健診結果報告書を受け取り、読んだ時は「え?何これ?みんなひっかかるものなの?乳房検査って乳がんってこと?」と不思議に思う程度。友達と健診を受けた話などすることもないので、母の年代なら健康関係も詳しいかな、と電話しました。

 

そして事態を把握しました。決して皆がひっかかるものではないこと。そりゃそうですよね( 一一)今思えば最初から理解はしていても気持ちが拒否していたのでしょう…。

 

そこからの思考はこんな感じです。

  • がん家系ではないし恐らく乳がんではないだろう、でも早く検査を受けなくちゃ
  • (↑大間違い(^_^;))
  • でももし30代半ばでがんになったら進行が早いだろうな。もしかしたら子供が大きくなるのを見届けられない?
  • そもそも検査を受けるとしてもどこで受ければいいの?もし乳がんなのに見落とされたら、それこそ助からないような気がする…。そういえば小学校の時に同級生のお母さんが乳がんで亡くなったな…

ものすごい不安に襲われました。心構えがなく、がん=恐ろしい病気というイメージが先行してしまったからです。しかもインターネットでちょっと検索すれば乳がんになった体験談ばかりが大量にでてきて、余計に不安にかられました。

 

そして何はともあれ結果受領から2日目に本来紹介状が必要な大きな病院の乳腺外科を受診しました。本当~に病気の方が一人でも多く受診できるように紹介状なしで行くのは間違っていることは知っていました。でも、もしも30代で癌を見落とされたら?あっという間に進行して取り返しがつかなくなるのではないかという不安には勝てませんでした。そういう病院であれば万一にも見落とされたりはしないだろう、そう考えたのです。

 

そして検査後、結果待ちの状態で本を読みました。不安の中で読むので気持ちが沈んで読みづらかったし、要精密検査となっても乳がんの診断に至る割合は多くないと読んでも「私はそうではないかも」と不安は消えませんでした。

 

なのでオススメは検査を受ける前に知っておくこと。がんは他の病気と違って全快するのかとか抗がん剤の副作用とか一般的にマイナスイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?だからこそ検査前に知っておくべきと思います。

 

私が読んだ本は『寿命を10年延ばす「乳がん専門医」の教え 竹原めぐみ著中公新書ラクレです。乳がんと検索すると乳がんの診断を受けた後読むような本がずらりと出てくるのですが、この本は著者が検診を受けてほしいという思いで書いた本で非常に分かりやすく、段階を追って教えてくれます。 

 

以下この本から得た知識をもとに書いていきます。ただあくまでも医療知識のない素人のものなので記載内容にミス等あるかもしれません。その際はご容赦くださいますようお願い申し上げます。また興味をもたれた方はぜひ専門家の書いた本をお読みください

 

乳がんが増える年代~

 30代から増加します。市区町村の乳がん検診では40歳以上が対象であることを知っていたのでこのことには少なからず驚きました。乳がんの年齢階級別罹患率のグラフがこちらから見れたのでリンクを貼っておきます。急激に高くなるのが見て取れます。ですので30代だから大丈夫、とは言えません。

グラフデータベース:[がん情報サービス 医療関係者の方へ]

 

乳がんのリスクを高めること~

 がん家系ではないから大丈夫、というのは完全な私の誤解でした。遺伝性の乳がんも確かにありますが、乳がんの原因を高める原因の一つはエストロゲンという女性ホルモンです。そのため以下のようになります。

  • 出産経験がない
  • 初産が遅い
  • 授乳経験がない
  • 初潮が早い
  • 閉経が遅い

www.tsukuba-pinkribbon.com

このHPでも確認できます。

  

~要精密検査=がんではない~

私はエコー検査で要精密検査になりましたが乳がんではありませんでした。『寿命を10年延ばす「乳がん専門医」の教え 竹原めぐみ著中公新書ラクレ』によれば精密検査を受けた人のうち8割以上の人は「乳がんではなかった」という結果が出ています。ですので私のように怯えすぎることなく検査に行ってきてください。

 

~ステージ0の乳がん患者さんの5年生存率は97%~

これも『寿命を10年延ばす「乳がん専門医」の教え 竹原めぐみ著中公新書ラクレ』からの引用です。もし精密検査の結果が乳がんであっても早期発見であれば生存率は高いので、怖くても勇気をもって頑張ってきてください。

 

なお2018年に新たにがんと診断される人数の予測で女性では乳がんが1位です。30代でも他人事とは言えません。

ganjoho.jp

 

検査の話はまた改めたいと思います。お読みいただきありがとうございました。